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母の投稿

  • 2022年12月30日

心あたたまる贈り物

忙しい年末の中、片付けをしていて2枚の絵に手が止まった。 これは息子が幼稚園の時に描いた絵だが、 当時の担任の先生が大切に保管しておいて下さり、 息子が20歳になった時にお祝いの言葉と一緒に贈ってくださったもの である。 この絵を手にした時の喜びは、今でも忘れられない。 忘れかけていた思い出をこんな形で蘇らせてくださり、 こんな素敵なことをしてくださる先生に息子はお世話になり成長させていただけてい […]

  • 2022年12月29日

児童発達支援教室との出会い

「君は外れ値の障がい者だね」と、 息子が大学生の時に教授に言われたと帰宅後に話してくれたことがきっかけで、 私は障がい児障がい者についてもう少し勉強してみたくなった。 「外れ値」というのはどういうことだろう? 息子の障がいは、一般的な障がい者(身体)の基準から大きく外れていることが統計などを見て解った。 ボイタ法のリハビリのおかげで、ずいぶん障がいが改善されてきていたからだろう。 それまでは息子を […]

  • 2022年8月29日

唯一無二をめざし前例がない高校選び

小学校は少人数での教育を受けるために息子が私立小学校を選択して受験し、 中学は地元の友達と一緒にサッカー部に入りサッカーをしたい という希望を持ち、公立中学へ進んだ。 ボイタ法というリハビリのおかげで、歩いたり走ったりできるようにはなっていたが、 上肢下肢に身体障がいがある息子にとって健常の子達との中学での生活は、 みんなと同じようにやることは無理なこともあり大変なことがたくさんあったはずである。 […]

  • 2021年9月4日

障がいが強みになるように

怪我をした人のリハビリのために始まり、 インクルーシブな社会をつくるのがパラリンピックの目標である。   障害を持っている人のイメージを変えてきているパラリンピック。   しかし競技だけでは心のバリアフリーは取り除けていない。 スポーツができない重度の障害者がまだまだいる。 主役はアスリートだけでなく、 身近にいる障害者たちであると思う。   パラリンピックを通して、 様々な障害があることを知って […]

  • 2021年8月31日

ボッチャ杉村英孝選手の精神力とは

パラリンピック ボッチャ個人種目 日本初の金メダルを獲得した杉村英孝選手、      必殺技の スギムライジング よかった! おめでとうございます。 「火ノ玉ジャパンの頭脳」 といわれ、日本代表の主将を努めている杉村英孝選手。 杉村英孝選手は小学生の頃から高校生まで静岡医療福祉センターで、 同じような障害を持つ子ども達と一緒に生活をしながら学校に通いリハビリに励んでいた。 息子が保育園、幼稚園、小 […]

  • 2021年6月10日

障がい児が公務員になるまでの道のり

息子は出産時のトラブルで仮死状態で生まれ、身体障がいをもっている。   だから将来は   『自分が障がいを持っているからこそ解る事』の相談にのってあげられるような仕事をしたい  と言っていた。   そんな目標をもっていたから福祉大学に進学した。   そんな仕事は何処でできるのだろう?   ソーシャルワーカー? ピアカウンセラー?   大学では福祉心理学を学び、 社会福祉主事、児童指導員、児童福祉司 […]

  • 2021年4月29日

障がい児の就学問題

幼稚園に入園後も 息子にはまだまだできない事がたくさんあり、 次の壁となる3年後の小学校入学の事まで とても想像できなかった。   歩けるようにはなったが、 それは平らな床の上での事で、 傾斜のある坂や段差のある所や 砂利道などでは、バランスが上手くとれずに転びやすいので、 手を繋いで何とか歩ける状態だった。 階段も手すりがないと上り下りするのが難しかった。 とにかく身体のバランスをとることが苦手 […]

  • 2021年4月27日

人とは違う何かを見つけ生かす

ダウン症の書家である金澤翔子さんの席上揮毫(きごう)を目の前で観たことがある。 『飛翔』という文字で、 一筆一筆ごとに魂が込められている力強さを感じた。 素晴らしい芸術作品で感動だった。 書いてる姿を見ながら私は、 お母様はどのような子育てをされたのだろう? やっぱり人と同じ事をしていては決してこのようにはならない! 親子の努力、戦いがあったはずだ と思った。 だからこそ、障がいを持っていても 好 […]

  • 2021年4月25日

ボイタ小僧の親子ブログ

2021年 桜満開の4月、                         出産時に障がいを持って生まれた息子が県職員となり社会人1年生となった。   脳性まひの子を育てるという事は、 どこまで成長できるか? どうしたらいいのか?  と先が全く見えない苦戦の日々だった。 あちこちまわり道をし、時間をかけ、ゴールが何処かわからないけれど突き進んできて、 こうして公務員試験に合格でき、 無事に職に就く […]

  • 2021年4月24日

子育ての軌道修正ができた絵画教室

幼稚園の時、絵画教室に通うようになったが、 息子にとっては絵を描く事もリハビリの一つのようなものだったのかもしれない。 上肢にも障がいがあったので、 腕に力が入ってしまったり、 手先を使う細かい作業が苦手だった。 でも絵を描くために、 腕の力を抜いて大きく動かして描いたり、 細かく描いたり、 絵の具の小さなふたを開け閉めしたり、 絵の具と水の量を調節して混ぜてつくったり、 自然と手先を動かすリハビ […]