僕は、幼稚園の頃からボールを壁に蹴ってあてて遊んだり、
Jリーグの観戦が大好きだった。
小1の時に日韓W杯を見て感動し、
サッカーというスポーツがもっと好きになった。
それは、決勝のドイツ対ブラジル戦の時の
ロナウドの二点目のゴールが、
ドイツの息を止めるようなゴールで芸術的だった。
中学になりサッカー部に入部する事ができた。
サッカーの練習は、全てが楽しかった。
だんだん強く正確に蹴れるようになり、
友達がほめてくれた時などは、とても嬉しくてたまらなかった。
しかし、二年の夏に一度サッカー部が嫌になった事がある。
外周がとても多く、体力がついていなかった僕にとっては、とても大変だったからだ。
リハビリに週一回通い、だんだん体力もついて、バランスもとりやすくなっていた。
そして友達が、
「部活に出てこいよ。一緒にサッカーやろうぜ。」
と励ましてくれたので乗り越える事ができた。
新人戦とポカリスエットカップで、県大会へ進出する事ができた。
県大会まで行けたのは、
スターティングメンバーの11人とサブメンバーと
コーチや監督が力を一つにして、
一つ一つの試合を戦っていたからだと思う。
僕は、いつも仲間の試合をベンチでずっと見ていた。
皆のプレーを観ながら、
このプレーはすごいなぁと思ったり、
なぜボールを後ろに下げたのか、
左サイドのスペースに出せば良いのにと思ったり、
もし自分が出ていても同じようなプレーをしていただろうと、
想像したりしていた。
そんな時にCPサッカーというのがある事を知った。
CPサッカーは、1984年からパラリンピックの正式な種目にな
っている障がい者の団体競技のひとつであり、
7人で行うサッカーで、
国際的には『Football 7-a-side』と呼ばれている。
CPサッカーの日本代表チームは、
今年12月にアジア大会、
来年の6月に世界選手権があり、
2012年のロンドンパラリンピック出場を目指している。
僕はCPサッカーの選手資格の15才に今年やっとなったので、
選手登録をしてこれからトレーニングに参加したい。
これから主にランニングをしたり、
僕は右足キックは得意だが、
左足のキック精度が低いので、
自主トレをして上げていきたい。
そしてボールを持った時にスペインのシャビ選手のように
周りが見れるようにしたいと思う。
もし僕が代表選手になったなら
スペイン代表のフェルナンドトーレス選手のような決定力がほしいと思っている。
日本代表候補選手になれるよう努力していきたい。
『サッカーを心から好きという気持ちがあれば、
いろんな困難にも負けない気持ちが出てくると思う。』
と、日本代表の中澤佑二選手がテレビのインタビューで言っていた。
僕は一日一日の生活の中で時間の使い方が下手なので、
これからは工夫していきたい。
自分から何かに取り組む姿勢を作り、
自分自身に負けないようにしたい。
障がい者サッカーも世界を目指しているので、
多くの人に知ってもらい応援してほしい。
日本代表のロンドンパラリンピックを目指して。
【中学3年の時の作文】
「ロンドンパラリンピックを目指して」より