心あたたまる贈り物

忙しい年末の中、片付けをしていて2枚の絵に手が止まった。

これは息子が幼稚園の時に描いた絵だが、

当時の担任の先生が大切に保管しておいて下さり、

息子が20歳になった時にお祝いの言葉と一緒に贈ってくださったもの である。

この絵を手にした時の喜びは、今でも忘れられない。

忘れかけていた思い出をこんな形で蘇らせてくださり、

こんな素敵なことをしてくださる先生に息子はお世話になり成長させていただけていたことに改めて感謝した瞬間だった。

〈🐹しんでしまったハムスター(あお向けで寝かせているところ) 〉

10月9日

(絵の裏に書き残してあった文)

『あかぐみ(年少組)の時から飼っていた

ハムスターが、

夕方家に帰ってきたら突然死んでいました。

息子のショックは想像以上で、

30分近く🐹ハムスターのことを思い出しては

大声で泣き続けていました。

(ハムスターの寿命は2年位らしいので老衰だと思います)

触ってすぐ「冷たい‼」と一言。

今までは動き回って

よく見れなかったハムスターの

手や、爪、口、歯、などを見て、

絵を描いておきたいと言い描いていました。

大好きだったひまわりの種、

にんじん、キャベツの葉、

食パンもいっしょに描きました。

お墓をつくってあげることにしましたが、

一晩はそのままにしておきたいと泣く息子。

明日幼稚園から帰宅後

埋めてあげようと思います。

死んでしまったハムスターの前で

「天の神さま、ハムがちゃんとお空に行けますように アーメン」

と祈ったり、

「天国の東京じいじのところに行って

僕を守ってくれるんだね・・・」

と言ったり、

とにかく感受性の人一倍強い息子にとって

🐹ハムの死は大事件となりました』

この絵の詳細はずいぶん昔のことだったので忘れてしまっていたが、

嬉しいことにその時の様子のこのコメントを私が絵の裏に記入して残してあった。

久しぶりに息子にみせると、そんなこともあったなあ・・・ と懐かしんでいる様子。

〈ぼくのおとうさん〉

もう一枚の絵も息子が幼稚園の時、ちょうどハムスターが無くなる少し前の10月4日に描いた絵だった。

息子の父親は、息子が大学3年生の時に病気で急に亡くなってしまった。

今になってよく見てみると、決して絵がじょうずではない息子が父の特徴をよくとらえて描いているなあと感じる。

この2枚は幼稚園で描いたものではなく、たまたま家で描いた絵を幼稚園に持っていったものだと思う。

こんな懐かしの絵を大事にとっておいてくださった先生に感謝の思いでいっぱいである。

私も先生の端くれとして今までやってきたが、こんなに思いのある先生、幼稚園に出会ったことがない。

幼児期の心が育つ大切な時に、

キリスト教保育の心あたたまる先生方に見守られて過ごせたことは

息子の心の財産となっていることに間違いないと思っている。