今日は師範とのマンツーマン稽古で、基本の突き蹴りなどをやった。
突き終わりに、どうしてもブレが出てしまい止まらない。
最近は基本的な技の稽古を多くこなしていて、基本でシンプルな技だからこそ難しいと思っている。
報道ステーションの番組内のコロナの自衛隊病院の特集で、
コメンテーターが言っていた。
「ベーシックな事を当たり前にやることが一番難しい」と。
それを聞いて、何事でも一番最初に習う基礎的なことが一番難しいと思った。
何故なら、日常的に同じ事を繰り返すと一人一人に癖が出てくるし、
それがいい癖よりも悪い癖の方が早くついてしまうからである。
悪い癖がつくと最初に習った事が曖昧になってしまう。
そうなるとその癖を直すために3倍以上の時間がかかるし、
それをずっと意識しながらやらなくてはならない。
悪い癖は、一番大切な時に出てしまうものなのである。
そしてそれは年を取ればとるほどいい加減になるもので、
口では後輩に注意するのに自分は絶対気づかず、考えなくなるものである。
サッカーの指導や、車の運転指導を受けている時に感じることでもある。
私の空手の師範だけは別で、
本当の業、術を魅せてくれる。
口ばかりでなく一流の術をすぐ出せる人は、
空手の師範と リハビリのセラピスト の2人以外 今のところ会ったことがない。
なので、自分もその域にいくまでやり続けたいと今は思っている。
昇段しレベルを高めると一つ一つの技の奥深さを感じ、努力し続けなければいけないと思っている。
物事を継続し続けることは大変だし怠けてしまうこともあるが、自分なりに努力し続けたい。
自己鍛錬を少しの間でも怠れば、すぐに業は錆びてしまう。
「継続は力なり」
とは的を得ていると思う。
それが一番大変なことなんだよな!