琉球古武術の特別稽古

9月の連休に、唯心会春清館道場の琉球古武術の特別稽古を見学に行ってきた。

特別稽古には、外部から空手道の師範をしている人達が僕の師範に武器術を習いに来ている。

特別稽古に来る人は、皆さん古武術の4、5段の人ばかりだ。

見学時は、棒術の稽古をしていた。

棒術の基本動作から始まり、

基本組手を1時間かけてじっくりとやっていた。

師範は、空手道の稽古の時によく

『ゆっくりと身体全体を使い、正確にやりなさい』

と言う。

古武術の稽古の時も同じことを高段者に指導していた。

師範になぜ空手道の稽古の時と同じことを言っているのかと聞いてみたら、

『正確な身体の使い方と武器をコントロールできるようになれば、

スピードは自由自在に変える事ができるから、

まずは正確に身体を扱うことが大切だ』

と仰っていた。

正確にコントロールすることが武術の中で一番難しいことなので、

武術者は一生稽古を続けるのだろう

と見学していて感じた。