パラリンピックが閉幕し思うこと

8月24日パラリンピックが開幕し、今日閉会式を迎えた。

パラアスリートが活躍する事で

障がい者にスポットがあたっている。

パラアスリートは、自分の障がいの特性を生かして競技をしていると感じた。

様々な種目で日本人選手がメダルを獲得していて僕も同じ障がい者として、誇らしく思う。

メダリストが誕生して日本人に感動を与えることはとても素晴らしいことだとは思うが、

「感動したね」

という感想だけで終わってしまうとパラリンピックを開催した意味がないと思う。

素晴らしい能力を持った障がい者がたくさんいるから、

どのようにして共生社会を作り、

日々の生活のなかで障がい者も健常者と同じ人間として生活して、

生きていき易いようにしていくための議論をするきっかけにしていかないといけないと感じている。

乙武洋匡さんの

「パラリンピックを廃止し、オリンピックの中に

障がい者部門を作り 大会を統一すべきではないか」

という記事を見た。

僕もオリンピックとパラリンピックを別の大会にしていることは、

障がい者への間接的な差別ではないかと感じていたので

大会を統一すべきだという考えに賛成だ。

大会を統一にしていくことで

障がい者と健常者の壁がなくなっていくのではないか

と思っている。

学校教育で

『パラリンピックを見学する』

というニュースが多く報道されているが、

『競技』としてこういうものがあると見学するのならよいが、

「障がい者が出ている日本開催の世界大会を見に行く」

という考えの基で見学するのは、

健常者と障がい者は別のものだ

と子どもたちが感じてしまうのではないかと僕はニュース報道を見て不安に感じた。

スポーツだけでなく仕事でも、

健常者と障がい者自身がお互いに障がいを理解して仕事をする事が大切だと思う。

僕はパラリンピックを通じて

健常者と障がいの壁がもっと小さくなれば良いと思う。