ダウン症の書家である金澤翔子さんの席上揮毫(きごう)を目の前で観たことがある。
『飛翔』という文字で、
一筆一筆ごとに魂が込められている力強さを感じた。
素晴らしい芸術作品で感動だった。
書いてる姿を見ながら私は、
お母様はどのような子育てをされたのだろう?
やっぱり人と同じ事をしていては決してこのようにはならない!
親子の努力、戦いがあったはずだ と思った。
だからこそ、障がいを持っていても
好きな事、得意な事を仕事として生きていけるのだ。
パラリンピック水泳の金メダリストで浜松市出身の鈴木孝幸選手の場合もそうだ。
育ての親の保育園園長小松先生の子育て法をテレビで見た時も同じように感じた。
人とは違う何か、好きなこと、良さ、特徴、興味などを親が早く見つけてあげて、
諦めずに継続していけば、
必ず身について
開花する日がくると思う。
できないことを克服するより、
できることをどこまで伸ばすことができるか が、
障がい者の人生を大きく変えていくと思う。
私も、息子がまだ小さかった頃には全然未来は見えていなくて不安だったが、
好きな事を継続できるように
見守り、支えていくことにより
息子が自信を持ち、
10年後、20年後にやっと道が開けてきたのである。