12歳の時ボイタ療法のセラピスト講習会の患者モデルをやり、
ドイツ人のミューラー氏に下向きのクリーヘンという療法をやっていただいた時に、
踵の出発肢から指圧によって頭の先端部まですごいスピードで反応が出た(通った)
ことを憶えている。
それまでそんな経験を感じたことはなかった。
講習会を受講していた若いセラピストの先生が同じように実際にやってみると、
反応が出たとしても車が渋滞しているような感じで
反応が進んだり停まったりで滑らかな進み具合ではなかった。
ミューラー氏の施術は、
出発肢からロケットが発車したかのような感じで、
「なんだこれは‼️」
「ボイタでこんな事できるんだ‼️」
と驚いた。
さらに驚いた事に、
力技でなく、指で軽くぽんと押されただけで通ってしまった。
普通は指で押さえつけて通そうとする先生がほとんどだが、
力が入っていないので無理がなく、
患者の身体も反抗がないため反応がすぐ出るのだと思う。
後日、担当セラピストにこの体験を話すと、
全く同じように踵から頭まで通してやってくれた。
何人ものセラピストの施術を受けたことがある僕でも、
現在でもこの業ができる腕のあるセラピストは
世界に?日本に? 数人しかいないと思っている。
このレベルの質の療法を受けたら、
桁違いに身体全体の筋肉が滑らかになり、
身体の無駄な力が抜け、
身体がものすごく楽になり、
歩く時に足を前に出しやすくなった。
あと、力が入って肩が上がっていたのが抜けて肩が下がって楽になった。
これが当時の僕が受けた時のボイタ療法の効果だ。