唯心会大川師範の言葉

   『極める』

「誰にだって 突いたり蹴ったりすることはできる。

だけどそれをより極める領域まで達した人はごく一部しかいない。

たった一発でため息が出るような領域というものがある。

本当に凄いものはそういうものだ。

たった一撃を極めなさい。」  (大川師範より)

誰にでもできる事はいっぱいある。

でも、

誰にでもできる事を極める事は並大抵の努力ではできないと思う。

すごいと感じる業を見ていると、すべてに共通していることは、

身体全体の力みがなく

理にかなった身体の使い方をしていて、

無理がなく、

楽にやっていると感じるものだと思う。

本当に凄いものは声も出ない。

メッシのシュートを見た時がそうだった!


   『成長のために困難な道を選択しなさい』

報道ステーションにて、サッカー選手の中山雅史選手が                                       

昨年まで所属していたアスルクラロ沼津を退団して、

ジュビロ磐田のコーチに就任するというニュースがあった。

ニュースの中で中山選手本人が、

「見ているファンに事実上の引退だと言われても自分自身の逃げになるから、

自分では引退とは言わない。」

と言っていた。

その言葉を聞いて、自分も同じだと思った。

自分もリハビリを25年続けてきて、医療関係の人に

「もう十分生活に困ることがない位治ってきているのだから、

リハビリを終了したら?」と言われてきた。

しかし自分の中で、

もっとよくなる事を信じているのでやめる選択肢はない。

もっと良くなることを諦めてしまうことは簡単に出来る。

空手の師範から

「困難な道と 簡単に進むことができる道があるとしたら、

成長のために 困難な道を選択しなさい。」

と言われた。

困難だと言われていても、

困難を乗り越えた時にやり遂げたと思う感覚がたまらない。

自分はこれからも

困難な道を選ぶことを意識して頑張りたい。


   『力が抜けるようになるために稽古をする』

師範とのマンツーマン稽古の時、

片足にしっかり体重が乗っていないのでキレの良い技が出ない。

蹴りをする時に、もの凄く力んでいる事を注意された。

繰り返しやっても師範の要求する最低のレベルに達しないので、

師範が実演して見本を見せてくれた。

力を抜くことが全ての技に共通するので、

肩の力を抜ききるようにと言われた。

「力が抜けるようになるために稽古をするようなものだ」と言われた。

少しでも師範の技に近づくように努力していきたい。


   

   『力みがない状態で動きができるようになれ』

オリンピックのサッカー準決勝の 日本対スペインの試合を見ながら師範に、

「一つ一つのプレーにミスがないな!

落ち着いているし、力みがないな!

お前もどんな競技でもいいけど、

力みが無い状態で動きができるようになれ!

と言われた。

世界トップクラスのレベルになってくると、一つ一つにミスが無い。

基礎能力が半端なく高いと感じた。