息子に障がいがあるとわかり、日々一生懸命に子育てする中で
一番辛いと感じた事は、
同じ位の月齢、年齢の子がどんどんいろんな動きをし、成長しているのを見る事だった。
そして出会った人から「何歳ですか?」と聞かれることだった。
息子も少しずつでも成長しているのだが、
明らかにだんだん差が見えてきたり、
どうして息子にはできないのか… と
焦ったりする気持ちになってしまった時は辛かった。
普通の子だったら、この位の年齢、月齢だったらこんな事ができるのに…
何もしなくても、ひとりでに身に付く事なのに…
普通に産んであげられなかった事を本当に申し訳なく思った。
他の子と息子と比べる事はやめよう。
この子にはこの子の成長のスピードがあり、
焦るのでなく確実に一つずつ出来るようになった事を喜ぶようにしよう
と私の心に言い聞かせた。
保育園、幼稚園、小学校の頃は、
運動会や発表会などで他の子との違いが目立っていき悲しい思いもあったが、
息子に誓った
『他の子と絶対に比べない』
という事を常に心に持ち続けた。
この思いは、今でも私の心に染みついている。