障がい児者の輪を広げるために

今回静岡でのCPサッカーの交流大会で各チームや選手の交流ができたが、

本当はCPサッカー以外の障がい者サッカーのチームや選手との交流もあるといいと思う。

欲をいえばすべての障がい者サッカーの団体や、

他の競技の障がい者との交流がもてるようになったらいいと思う。

CPサッカーだけだとただサッカーの試合の勝ち負けの交流だけで終わってしまうが、

いろんな障がいの団体が集まると、それぞれの障がい者のやり方や乗り越え方がわかってくると思う。

スポーツをやっている障がい者はその道のスペシャリストだからだ。

例えば、もし病気やケガなどで車いす生活になった時に、

車椅子の人に操作方法やコツなどや、どうやって障がいを乗り越えたらいいかを教わったりヒントをもらえると思う。

これが本当のアダプテッドスポーツの根幹だと思う。

まず一歩として先日の交流大会が開催できたことはいいことだったと思うが、

今後は7つの障がい者サッカー団体が集まればもっと輪が広がっていくと思う。

それがこれからの最終目標になっていくと思う。

大会の一日目の夜に今回は懇親会をおこなったが、

ゲームでの楽しい交流のほかに、障がい者サッカーをやるうえでのいろいろな相談ができたらよかったと思う。

例えば選手の募集はどのようにやっているのか? とか、

障がい者としてどんなふうに体調を整えているのか? など、

年齢もさまざまなのでサッカー以外に、

障がい者として生きていく上での情報交換の場にもなると思う。

今回は食事の席もチームごとに分かれたが、

次回はチームが混ざり合ってロールプレイできるようにして

いろんなチームの課題や問題点などのヒントをもらえる場にもなったらいいと感じた。

僕は懇親会後にはそれぞれのチームの部屋にお邪魔して、

チームの悩み事や相談事や仕事のことやリハビリのこどなどの世間話もすることができた。

チームの枠を超えて障がい者とのつながりの場ができたことがよかったと思う。

来年への課題としては、いろんな障がい者の関わりがもてるようなチーム作りをしていきたい。

試合結果だけでなく障がい者の友達をつくるということも、

パラアスリートにとっては大事な大会の目的だと思う。

夜の懇親会の場は試合の次に重要なことだと感じた。

ちなみに障がい者空手道全国大会ではすべてのカテゴリーの障がい者が集まるため、

試合は真剣だがその後の飲み会での無駄話の中に、

障がい者としてのいろいろなヒントを得たり情報交換することができる貴重な場なので、

障がい者サッカーもこれからいろいろな障がい者との関わりを通して輪が広がっていくといいと思う。