ボイタ法を25年続ける大変さとしては、
今はもう生活の一部になっていて
ルーティンになっているので大変だとは思っていないが、
リハビリを辛いと思わず
『楽しい』
と思えるかが、25年リハビリを続ける秘訣だと思う。
みんな何故リハビリが辛いというのかわからない。
僕は辛いと感じた事はない。
セラピストの身体の持ち方、触り方一つで全然違う。
リハビリをやっているのになかなかよくならないと、嫌だと思ったり、辛いと感じてしまうと思う。
やってもらったリハビリが、
そのやり方や押さえている場所が本当に正しいのか??
という事を常に自分で考えていて、
違っていれば自分からセラピストに注文をだす事が大切である。
何度もいうが、
「先生に失礼だから言うな」
と、親が止めるのは良くないし、そういう人程、
「どうやったらよくなりますか?」
と聞いてくるのである。
要求はきちんと伝える事が大切である。
親が止める事で、後々子どもにつけがまわってくるのだ。
5 年10年と経つと、ただやってもらっている人と、
自分でどうやったら良くなるか考えて
注文を出しながらやる人では、
天と地の差が出てくると思う。
リハビリで、セラピストに対して正しく注文をいう事で
自分の考えを伝えるトレーニングになると思う。
子ども自身が
自分がこうやったら良くなる
という事が解ってくると、
他の障がい者が動いたり、リハビリをやっているのを見て
今の段階と
次のステップに上がる為に必要な事
が解ってくると思う。