武術の心得

一眼二足(速)三胆四力(いちがんにそくさんたんしりき)
唯心会 井上元勝先生の言葉)

「一番大切なのは、まず見ること。
足というのは、足の捌き、走力のこと。
胆は胆力、メンタルのこと。物怖じしない力。
最後に力や筋力があればなお良い。」と言っていた。
(大川師範より稽古中の解説)

武道家にとって一番大切なことである。
心得みたいなものである。

武術には筋力は要らず、腰のひねりや体重移動を使い技を出すことがものすごく大切。

筋力の力を使った技というのは自分自身も息が上がり疲れるし、

力が技の邪魔をしてしまい一つ一つの技が決まらなくなる。

一眼二足三胆四力ということは頭の中で大切だと自覚しているにもかかわらず、

自分自身の身体はそのことに反したことをしてしまい、疲れてしまう。

長い年月をかけて習得していくしかないと自分で考え、稽古に励んでいる。