令和4年6月7日に僕の習っている空手道の会派「唯心会」の昇段審査を受験し、

結果が今日発表され、無事2段に昇段することができた。
令和2年の12月に審査を受けて準2段になった時から一年半稽古を続けてきて、
2段になれるだけの実力がついてきたと、師範に認められたと感じ嬉しく思う。
唯心会の道場では、審査が始まると初段以上は
鍛錬の蹴り10法 と 捌き10法 というのを
師範が「止め」というまで行う。
時間はだいたい2つで20分位だが、まずこれでくたくたになる。
そのあと「型」の審査だ。
型は入門してから習った全てのものが審査対象なので、型だけでも35以上ある。。
唯心会の空手道の昇段審査の内容は、
型、体術、基本動作、武器取り術(短刀・棒など)、口頭門術など
数え切れないほどある。
因みに唯心会の僕の道場の審査は、他の道場に比べて内容が多く、
濃いと他の道場の師範からよく言われる。
師範からいつも
「稽古を継続し、実力が付けば段位は後からついてくるものだ。
段位という目に見えるものにとらわれず、自分自身の技を高めることを考えなさい。」
と言われている。
師範は僕の力がついてきていることをしっかりと見てくれていると改めて感じることができた。
これからは習う技の難易度がさらに高くなるので、基本的なことに立ち返りながら、難しい課題に立ち向かっていきたいと思う。
身体障がい者で空手道の3段を持っている人は少ないと思うので、これからも時間をかけて自分の技を成長させて師範に認めてもらえるようになりたいと思う。
健常者でも2段から3段に昇段するためには、稽古時間が最短2年はかかるそうだ。
(次の段位の審査を受けるためには、自分が保有している段位の数の年数が最低必要である。
これは空手・古武術全部の流派がおそらくそうなっている。何故なら、それだけの段位の年数位稽古しないと次の段位のレベルには到達できないからだ。)
稽古を継続しているという条件のもとで武術の昇段審査の合格率の難易度は、
師範の話によると、初段はほぼ100%、2段は75%、3段は60%、4段は40%、5段は20%、6段は10%、7段(師範資格)は2~3%、8段は0.008%位だそうだ。
昔は武術は今の成人年齢(18歳位)にならないとやらない人が多かったそうで、20年やっても6段とれるかどうかだったそうである。
師範が井上元勝大師範から聞いた話によると、
唯心会の会派では師範免許を取るのは弟子たちの中で500人に一人位だそうだ。
実際に世界に4000人位いた弟子の中で、井上元勝師範から師範免許をいただいたのは10名 (日本人7名、外国人3名) だけである。
僕の大川昌春師範は師範免許をいただいた人の一人で、かつ一番最初に師範免許をいただいた人である。
実際日本で資格試験の中で武術の師範免許を取得するのが一番難しいといわれているそうだ。
それは時間と労力が一番かかるからだ。
僕は普通の人より稽古の時間が2倍以上かかるだろうと思うので、3~4年後に3段受審できるといいなあと思っている。
6月4日に東京武道館で行われた全日本パラ空手道大会では、形の部で銀メダルだった。
これからも頑張って日々の稽古を続けたい。
