スギムライジングを生んだ精神力

パラリンピック ボッチャ個人種目 日本初の金メダルを獲得した杉村英孝選手、

必殺技の スギムライジング

よかった! おめでとうございます。

「火ノ玉ジャパンの頭脳」

といわれ、日本代表の主将を努めている杉村英孝選手。

 

杉村英孝選手は小学生の頃から高校生まで医療福祉センターで、

同じような障害を持つ子ども達と一緒に生活をしながら学校に通いリハビリに励んでいた。

息子が保育園、幼稚園、小学校入学前に、

集中してリハビリを受けるために1〜2ヶ月の母子入院を5回したことがある。

その時、母子入院の部屋の近くの部屋に 杉村英孝君が単独入所していた。

中学生、高校生の頃だったと思うが童顔で可愛らしい少年だった。

母子室を出入りし、英孝君の部屋の前を通る時には、挨拶したり声をかけたりしていた。

真面目な印象で、声をかけると会釈してくれた。

 

多感な少年時代に障害を持った子が、

親と離れて生活するというのはどんなに寂しく辛いことだろう…

と思うと同時に、

もし息子だったら一人で入所入院することができるだろうか…?

どう考えても無理だろうなと思っていた。

 

その杉村英孝くんがボッチャを始め、だんだん名前が聞かれるようになった頃、

ちょうどボッチャ日本代表選手合宿が

ナショナルトレーニングセンターで行われることを知り、息子と見学に行った。

息子は久しぶりの再会に嬉しくて自分の着ていたTシャツにサインをしてもらっていた。

私はそこで始めて ボッチャ というスポーツを見た。

 

久しぶりに会った杉村英孝くんの

鋭い眼差し、正確なショット に驚いた。

 

先天性の脳性まひで 手足に障害があっても、こうして

一球に魂を込め、

相手との駆け引きをする頭脳プレーを見て、

ここまで登り詰めるにはどれだけの努力をしたのだろうか?

この精神力はどうして身についたのだろうか?

と考えた時、やっぱり

子ども時代に親と離れて過ごした体験は、

辛かっただろうけど気持ちを強くしたのだろうと思った。

 

水泳の鈴木孝幸選手もそうだが、アスリートにはこうした

心の強さ が

必要だと痛感した。

 

杉村英孝選手の

『自分と同じような障害を持った人たちが、

自分の意志を持ち、

自らの可能性を引き出そうとするきっかけに、

僕がなれたらいいなと思う』

という記事を読んだ。

 

杉村英孝選手の活躍は、

重度の障害を持つ子どもや大人に必ず光となり、支えとなってくれると思う。

私も今後も息子と、杉村英孝選手を応援していきたい。