障がいを強みにして生きていく方法

息子が高校進学を考えている時、オープンキャンパスへ行ったり説明会で相談したりして

進路をどうするか悩んだ時期がある。

息子は身体障がいを持っているので、健常の子達との生活や勉強に無理があるのではないかと心配に思って過ごしていた。

大勢の生徒の中でみんなについていけるだろうか? 

この先息子はどうなっていくのだろうか?

将来に向けて必要なことはなんだろうか?

そんな迷っている時に高校の説明会で出会った先生に言われた一言が、私の考えが180度変わる位の感動だった。

その言葉が今でも忘れられない。

この言葉が支えになって今まで頑張ってこれたのである。

「お母さん、今までは障がいをかわいそうだと思っていたかもしれませんが、

これからは障がいを強みに、売りにしていけばいいのですよ。」

逆転の発想だった。

今まで障がいのために多くの壁があったり、できなくて悔しい思いをしたり、多くの人に迷惑をかけてきたりした。

それを 強みに とはどういうことだろう? と考えた。

障がいがあっても、ここまで努力をしてここまでこれた事を自信にすること。

障がいがあっても息子にしかできない事を見つけ、伸ばすことだと気がついた。

そう考えたら、息子には他の子には経験した事がないようなことをいっぱいしてきているし、乗り越えてきたし、

障がいを持っているからこそ解ることもある。

障がいを個性として考え、認めてくれる先生がいるということで、私は親としてこの高校に是非お願いしたいと考えていた。

しかし息子が自分で決めることが一番だと思っていた。

息子も学校見学や説明会、先生や先輩生徒の話を聞いて気に入ったようで、自分の意思でK高校への進学を希望するようになった。

そして当時はまだあまり多く行われていなかったが、

この高校の特徴であるAO入試という自分の長所をアピールする試験で無事合格することができた。

先生がおっしゃっていたように、障がいを乗り越えて頑張ってきたことが認めてもらえたのである。

この障がいを強みにしていくという考えは、福祉大学進学の時のAO入試でも共感してもらえることができ、無事に合格することができたのである。

この高校を選択したおかげで大学進学への道だけでなく、

障がいを持った子が生活していくうえで絶対に必要な生きていく力である状況判断力を、

毎日公共機関を使って登校することにより自然に身に着けることができ、

その後の息子の行動範囲をさらに広げることに大きく役立ったのである。

そして公務員試験合格への道も、切り開かれていくことができたのである。

この高校を選んだおすすめな点、良かったことについては、また改めて書こうと思っている。