リハビリする必要性

障がい者として25年間リハビリを続けてきて、

努力を積み重ねることの大切さを感じている。

僕は仮死出産で生まれ、脳性まひ(アセトーゼ型) の障がいを持っている。

僕は生後5か月からボバース法、11か月からボイタ法のリハビリを受けている。

理学療法(PT) 作業療法(OT) 言語療法(ST) を経験してきた。

赤ちゃんの時から始めたとしたなら、

大前提としてまずはこの3つ PT  OT  ST  のリハビリを

体の使い方の土台を作るために経験した方がよいと思う。

PT  OT  ST のリハビリを続けてくるとリハビリを選択する時期が出てくる。

いつまでやった方がよいかというと、

8~10才位までは3つのリハビリを続ける事が大切だと思う。

ただその時期になると、学校や子どもの自我が出てきて3つのリハビリをやる時間がなくなってくる。

親もリハビリの送迎の時間がとりにくくなってくる。

その時に、一番大切なリハビリは PT であると思う。

何故なら、PT は体のすべての機能を治す療法であり、

あとの2つは体の一部の専門特化領域だからである。

乳幼児期に体の基盤ができていれば (手の動かし方、声の出し方等)

PTであとの上達は良くなっていくはずである。

ただし、PTのみは体の発達が止まるまでやめてはならないと思う。

何故なら、身長が一番伸びる中高生の発達期が一番体の筋肉のバランスが崩れる為、

自分で意識していても体のコントロールが上手くいかないからである。

そのため、理学療法士にコントロールしてもらうために体のアップデートが必要なのである。

体の成長が止まり、コントロールがきくようになってくればリハビリ終了でもいいと思う。

しかし、もっと良くなりたいと思えば続けるとよいと思う。

リハビリでも僕が習っている空手でも、

いきなり上達する事や、障がいがものすごく良くなることはない。

リハビリをやり今の自分よりも少しでも良くなろう

と、努力し続けることが大切だと思う。

リハビリに行くと機能が少し改善されるが、

次のリハビリに行く頃にはまた元の状態に逆戻りする事の繰り返しで、

自分の身体に運動のやり方を憶えさせ、少しずつ良くしていく作業である。

やっていく中で、

ただ先生に言われたことをやる人と、

一回一回を自分なりに考え課題を持ちやり続ける人

では、時間がたつと差が出てくる。

先生に言われたことを実践するだけで最初の頃は良くなるけれど、

ある程度の治ったところで限界になる。

そこからさらに自分を向上させるには、

自分で考え、工夫をしてやることが大切になると思う。

僕は、走ることができるようになった時、

先生にやってもらうだけではダメだと感じ、

今どこを良くしたいのか

という課題を持ちリハビリをやるようになった。

課題を持ち、リハビリの一回一回を大切にして、

自分は最終的にどのようになりたいかを想像して、

努力を積み重ねて行くことが大切だと感じている。

そのようにして頑張り、

振り返った時に自分の成長を理解することで、

自信につながり、考え方がプラス思考になり

モチベーションに変わっていくと思う。

僕はスポーツをやっているため

普通の障がい者よりも身体の動きを少しでも良くなろうと思い、

未だにリハビリを終了する決断ができないでいる。