乳幼児の個別支援

  • 2022年4月26日
  • 2022年4月27日
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児童発達支援の仕事へのチャレンジが始まりました。

保育士をしていた時には、少し気になる行動をしている子や、発達がゆっくりだと思う子に、

もう少し丁寧に適切な指導や関わりをしたり、

じっくりと関わる時間があればもっともっと伸びるだろうのにと、

歯がゆい思いを持って過ごしていました。

by Kiyoko

児童発達支援をやってみたいと思った一番大きなきっかけは、

息子の自立ができたことが大きな要因です。

息子は出産時のトラブルで仮死状態になってしまい、脳に酸素がいかない状態があった為に、身体障がいを持ってしまいました。

生後5か月からリハビリを受け始め、自分で歩けるようになったのは幼稚園入園前でした。

なので、発達は他の子に比べてかなり遅れていました。

私が子育てする中で心がけてきたことは、

『他の子と我が子を絶対に比べない』ことでした。

『できないこと』でなく、『できること』をみつけよう と思っていました。

視点の持ち方が大事だと思います。

そうすることにより、できなかった事ができるようになった時や、

下手だったことが頑張って努力することにより上手にできるようになった時には、

たくさん褒めたり、親子で喜んだりしました。

今、振り返ってみると、そんな繰り返しが息子の 自己肯定感を育んでいたのだと思います。

リハビリを続けたおかげで、今では走ったり自転車にも乗れるようになり、

スポーツが好きで、空手とサッカーをずっと続けています。

子育ての難しさを抱え、試行錯誤しながら数々の壁を親子で工夫して乗り越えて、

やっと息子が無事に自立するところまでこれた経験を伝えるなど、

いつか何かの役にたてたらいいなあと考えて過ごしていました。

発達が少し遅かったり、つまずいているところがあって悩んでいたり、不安に思ったり、迷っている保護者の方たちに寄り添い、

1つずつクリアして成長できるよう支援する仕事がしたいなあと勉強していたところ、新しいこの児童発達支援の職場と出会うことができました。

児童発達支援というと現在は様々な形態の施設、教室があります。

その中で私が一番に考えていたことは、個別の支援をしているところでした。

それは、子どもの脳の90%は6才までにつくられるので、

小学校へ入学するまでの乳幼児期がとても大切なのです。

保育園や幼稚園では友達との関わりを持ちながら過ごすことはできますが、

個別にじっくりと集中して関わることはなかなか難しいです。

少しこだわりがあったり、つまずきがある子でも、

個別に関わり短時間集中して、脳に様々な刺激をあげることで

子どもはちゃんと伸びていくことができるのです。

この時期を逃さずに基礎の力を身につけていく支援をしていきたいと考えていました。

適切な指導というのはどうしたらできるのだろう? というのが私の課題でした。

研修していく中で、幼稚園教諭、保育士だった時には全く知らなかった

個別に支援する技法をたくさん知ることができました。

子どもに興味を持たせ引きつける、テンポよいリズミカルなやり方や、

子どもへのおもちゃの出し方、置き方、しまい方など、

次の課題を意識しながら子どものタイミングでどのように提示するかなど、

一つ一つの教材が適切に考えられていて驚きました。

一つ一つの教材にきちんとした目的、課題があり、

その目的を身につけるために先生は子どものどこを見るのか、

乳児から幼児への発達の姿をきちんととらえられています。

子どもにやらせるのでなく、

どうやったら楽しくなって自らやりたくなるかの工夫がされていたり、

遊びを誘う中でも、まず先生が楽しそうにやって見せ、手を取って一緒にやってみたり、

自分でやってみようとできるように段階も無理なく考えられています。

子どもの目線や、手の出し方動かし方、言葉、自分でやろうとする中で、

少しでもできたところ等の具体的な褒めかたもとても適切だと感じました。

この年になっても研修し勉強し、自分が様々なことをめいっぱい吸収しているのがとても楽しいです。

私自身、なかなかうまくできず苦戦している毎日ですが、

「子ども達に見せる技術は、車の運転と一緒だよ。」

というアドバイスをいただき、練習することにより日に日にスムーズにできるようになってきて自分なりの進歩を感じています。

指導を受けて、今までの自分に気づいた反省点は、指示はもっと明確に、簡潔にでした。

今までは できるかな? とか やってみる? などと誘うことが多かったけれど、

幼児にすっと入る指示をするには、

どうぞ。やってみよう。してください。

などという簡潔な言葉が効果的だとわかりました。

一つ一つの課題を繰り返し行うことで、確実に身につけていくことができると思います。

子ども同士で育ちあうことも重要な体験ですが、その前にこの

基礎の力を身につけることが最も大切で、これができるようになっていれば、

小学校へ行ってからもどんどん力を広げて伸びていけると思います。

今の時期が子どもの成長に一番大事な時だということを知った上で、

お家でも子どもとの関わりを大切に過ごし、

たくさん褒めて、言葉のシャワーをたくさんかけてあげることが、

子どもを伸ばしていく秘訣だと思います。

by kiyoko