迷惑かけたっていいじゃないか

障がい者である僕は、たくさんの人の助けを受けて生きることができている。

リハビリを受けていた時にある子どものお母さんが、

「リハビリの先生に迷惑を懸けちゃだめ。」

と、子どもを叱っている光景を見て、疑問に思った。

なぜ健常者は、子どもに

『人に迷惑をかけてはいけない』 と、教えるのだろうと不思議に感じる。

僕自身たくさんのひとに迷惑をかけて、

自分の障害を克服することができてきたと思っている。

人は自分一人で生きていくことなどできない。

人生を生きている限り、迷惑をかけ続けていくと思う。

犯罪になるような迷惑はダメだけど、

生きていく上では、障がい児だけでなく誰もが無意識的に迷惑をかけることもあると思うので、

《迷惑をかけても大丈夫だ》 ということを、子どもに対してしっかり伝え教えることが大切だと思う。

リハビリの時、身体を良くしようと患者が自分自身の感じることや要望を、

セラピストに伝えようとすることがセラピストに対して迷惑になると思っている保護者が多いと思う。

セラピストに伝えようとしているのにその邪魔をすることにより、

保護者自身が子どもに迷惑をかけているのだと自覚していない保護者が一番質(たち)が悪いと客観的に見ていて思った。

昔、自分の親もそうだった。

僕がこうやって書くようになり5%位(笑) 気づいたようだ。

子どもの時にいろいろな人に迷惑をかけたし、現在もかけているけれど、

自分で振り返るようになってくると感謝の気持ちも出てくるし、お礼が言えるようになると思う。