僕の所属する障害者サッカーのCPサッカーチーム AQエスフォルソ静岡 には、
僕より障がいの重い人たちがいる。
障がいが重くても頑張り、ボールを追いかけている。
そんな頑張っている姿を見ると、
自分が仕事で失敗して怒られたり、それでメンタルがショックを受けたりすることが、
ばかばかしく思えてくる。
障がい者の仕事というか、一番にやらなくてはならないことは、
まず生きることだ と思う。
彼らが頑張って障がい者アスリートとなっていくことで、それを目指す人が必ず出てくると思う。
僕の場合は、2008年のパラリンピックで水泳の鈴木孝幸選手が、
手足が無い中で泳ぎ、一人暮らしをしているのを見て、
障がい者でもここまでできるんだなあ と思い影響を受けた。
初めてCPサッカーの代表合宿へ行った時には、
僕より重い障害を持つ選手が全国各地から自分でスーツケースを持ち、
一人で合宿にやって来るのを見てとても驚いた。
エスカレーターのない駅だったが、選手は重たいスーツケースを持ち上げながら駅の階段を降りていた。
母が「こんな風に一人で来れるようになるのかなあ…」と言っていたのを聞いて、
中学生だった僕は頭に????? が付き、
自分にはまだ全然自信がなかった。
僕のチームの現在中学生の選手がこれからどうなっていくのかが、ものすごく楽しみだ。