ボイタ法の施術中には泣けないはずだ

ボイタ法の施術中にどうして子どもは泣くのかを書こうと思う。

患者として僕はボイタ療法を25年間続けている。

先日、隣りのベッドで2~3才位の子が泣きながらリハビリをしていた。

リハビリの最初から終了するまで、ずっと泣いていた。

僕も小さい頃、施術の合間に泣いていたことはあったが

ボイタ法の施術中ずっと泣いていた記憶はないため驚いた。

リハビリのボイタ法について患者の親御さんが投稿しているブログを見ると、

ボイタをやると子どもがほとんど泣くと書いてあった。

しかしボイタ法をすると身体全体の筋肉が働いて苦しくなる。

腹筋がかなり働き、きつくなるので

僕の経験上では、

声を出したり泣いたりする余裕はないはずだと思う。

これは年齢に関係ない。

ボイタ法を受けたことのない人は指圧によって筋肉が動き出す感覚はわからないと思うが、

もう少し具体的にいうと、体力テストなどでよくやる 上体起こし (手を頭の後ろに回し寝た状態から腹筋を使って体を起こす)

をやっている最中には、腹筋が使われているので、泣く余裕などないと思う。

その状態とよく似ていると思う。

腹筋は体の中心にあるので、指圧が効いていれば、そこから全身の筋肉が活性化していく。

出発肢が間違っていたりすると正しく筋肉が働かないので、

しゃべることが出来たり泣いたりできるのである。

それは患者からセラピストに

自分の身体の状態を伝えようとしているサインだと思う。

ボイタ法セミナーのモデルを何回かして、

何人もの先生の施術を受けたことがあるが、

声を出すことができた時は大抵効果があまり無く、

反応が出ていない時が多かった。

反対に しっかりと反応が出ているときは、

腹筋周りの筋肉が活発に働いているため、声を出す余裕がないのである。

反応がしっかり出ていると、

赤ちゃんが泣くとしても大声で泣くのでなく、

うめき声のような泣き方になると思う。

僕の担当セラピストは、すぐに出発肢が見つけられ、

軽く押さえて すぐに反応が出る。

その反応の感覚は、スポーツでやる体幹トレーニングの時のきつさに似ている気がする

なかなか出発肢が見つけられないセラピストは、

確実なポイントで押さえていないので 反応が出にくくなるし、

反応を出すために力づくで押さえるために、

患者は反応が出る時のきつさではないため、

余計にその痛みから逃げようとしたり泣いたりするのである。

だから、ポイントがずれていると本来出したい反応ではないモノになるため、

余計に身体のバランスは悪化してしまうと思う

正しいリハビリが悪循環のリハビリになってしまうと

本人が嫌になってしまう事もあると思う。

本当のボイタ療法は 自分自身の心身に無理がない はずなのに、

リハビリで無理をすることになってしまうと思う。

僕は小学生の頃、

リハビリが終わると身体がものすごく軽くなった気分になり嬉しくて

サッカーが好きだったため、柔らかいボールをポンポン蹴ったり院内を走り回ったりして怒られていた。(笑)

リハビリをする前と 終わった後の 身体の調子 の変化 を試したかったのだと、

今振り返ると思う。